goodlucktoyou1’s diary

元保護犬 今家庭犬 との闘病記

家の桜

先代達の頃からある桜の木
先代達のお骨はまだ家にある
散々悩んだけれど
家が大好きだったコ達だから
この桜の木に散骨しよう
樹木葬として。

今日は病院へ
目の周りを見て看護師さんもメガネ先生も落胆の色を隠せない
そのおふたりを見た私も
多くを語らずとも分かった

その時は来たのだろうけれど
去年は年を越せれば
新年には
桜の季節に写真が撮れれば
とメガネ先生

年も越した
桜も見られそう
家の桜も少しだけ膨らみ始めた

今日はメガネ先生の膝元に頭をもたげ
暫しジッとしていた
この先定期的な受診は無くなったので
最後の挨拶だろうか
昨日家の周りを1周したのも

ケンちゃんが少しずつ
思い出の整理をしている様にしかみえない

息が苦しそうなのは
腫瘍で鼻腔内も傷みはじめているだろう可能性高く

だから何では無い
自分の家で
自分のドッグランで
自分のベッドで

自分のものに囲まれ楽に呼吸をして今を過ごせれば良いだろう

我が家に来てから
本当に高速でたくさん経験したコ

辛くない様にと願う

世帯主が様子を訊くので正直に伝える
「可哀想になぁ」と声を詰まらせた

それでもこの状況を人の欲で
引き延ばすのは酷過ぎる

実弟の最後と被る
本人(犬)が一番辛い

せめて私が最期の日を決めずに
ケンちゃんが決められる事を望む
だけ